リストラにより住宅ローン820万円が払えなくなったが、自己破産で帳消しにした事例
自己破産で借金を解決した事例をご紹介します。
Kさん(50代、男性)
<相談前の状況>
性別 | 男性 | 年齢 | 50代 |
仕事 | 会社員兼アルバイト | 借金額 | 820万円 |
ご相談者は50代の男性です。ご相談者は、正社員としての仕事の他に、アルバイトを掛け持ちしていました。
平成19年に土地を購入し、建物を新築しました。
家族6人でそこに住み始めましたが、その1年後に勤め先の経営が悪化し、止むを得ず退職することになってしまいました。
平成19年当時は、相談者の奥様もお仕事をしていたため、住宅ローンの返済は出来ていたのですが、その後奥様の体調も悪くなり、お仕事が出来ない状態になりました。
そこで破産手続きをすることを考え、当事務所にご相談に来られました。
<相談のポイント>
このケースでは、借入総額は820万円と大きいですが、そのほとんどが住宅ローンでした。
住宅ローンの返済は毎月15万円あり、少ない金額ではありません。その支払いを、今後も20年以上続ける必要があり、この生活を続けていくのはあまり現実的ではありませんでした。
また、住宅ローンの他には、浪費をして作った借金などはなく、破産をして免責を受けるうえで、問題になりそうなことが少ないケースでした。
そこで、破産手続きを選択しました。
相談者は、生命保険を沢山かけていたために、生命保険の解約返戻金が沢山ありました。
そのため、結果的には破産管財事件になりました。しかし、免責を受けるうえでは全く問題がありませんでした。
<相談後の状況>
無事に免責を受けることができ、住宅ローンを支払う義務がなくなりました。
破産手続きの結果、住宅を失うことにはなりました。しかし、今後はお子さんが住宅を購入し、その家で、前と同じように家族6人で生活をすることになったそうです。