破産手続きをせずに亡くなった夫の借金2,500万円を自己破産で帳消しにした事例
自己破産で借金を解決した事例をご紹介します。
Sさん(60代、女性)
性別 | 女性 | 年齢 | 60代 |
仕事 | パート | 借金額 | 2,500万円 |
<相談前の状況>
相談者は、60代の女性です。ご主人が5年位前に亡くなりました。
ご主人は、生前に住宅ローンを抱えていましたが、このローンを支払うことができずに、住宅を競売されてしまいました。
その際に、破産手続きをすれば良かったのですが、ご主人は破産をせずに、残ったローンをそのままにしていました。
その後、ご主人が亡くなってしまったのですが、その際にも、相談者は相続放棄の手続きをとることをしませんでした。
ご主人の死後も、相談者は住宅ローンの債権者(債権譲渡を受けた債権回収会社)に対して、少しずつ返済をしていくつもりでした。
しかし、お子さんたちから、「破産手続きをして欲しい」と頼まれました。
相談者は、「自分の死後に子供たちに迷惑をかけるわけにはいかない」と思い、破産手続きの相談に来られました。
<相談のポイント>
相談者は年金収入の他に、パート収入を得ていました。
収入面は問題なかったのですが、ご主人の残した住宅ローンの残高が2,500万円程度あり、これを今後継続して支払っていくのは現実的ではありません。
ご年齢のことを考え、破産手続きを選択しました。
<相談後の状況>
残債務の金額は大きかったですが、相談者は、過去にギャンブルや浪費をしたことがなかったため、特に問題もなく、無事に免責を得ることができました。
残債務2,500円については、支払っていく必要がなくなりました。
ご本人さんも喜んでおられましたが、破産手続きを望んでいたお子さんたちも、安心されたようでした。