過払い金請求の条件
過払い金とは、本来なら支払う必要がないのに、あなたが貸金業者に対して多く払い過ぎになっているお金のことです。
これまでの借入期間が5~7年間以上におよび、借入金利が年18%(100万円以上の場合は年15%)を超えるという方は、過払い金が発生している可能性が高いです。
この過払金を確実に回収するためには、いくつか条件があります。
1 出来る限り早く、過払金の返還請求をすること
2 借金問題解決のプロである司法書士に依頼すること
1 出来る限り早く、過払金の返還請求をすること
消費者金融のなかには、近いうちに倒産する可能性がある会社が多く存在します。もし、消費者金融が実際に倒産してしまうと、返還される過払い金の額が大幅に減額されてしまいます。過去の事例では、過払金の3%(30%ではなく、3%です!)しか返還されなかったケースがあります。
また、借入が残っている契約について、支払が難しくなってくると、「今後の金利をゼロにして残りを支払う」という「見直し契約」のようなことをされる場合があります。実はこの時に、「借り入れが残っている」と思っていたのに、引き直し計算をしてみると、本当は債務が残っておらず、逆に過払金が発生している場合があります。 そして、上記の見直し契約をする際に、「本当は存在している過払い金」について「存在しないかのような契約書」を作成されてしまう事案も発生しています(当事務所でも、何度か同じようなケースに遭遇しました)。
このような契約書を取り交わしてしまうと、後で過払金を請求することが難しくなる場合があります。このような「見直し契約」のようなものを取り交わす前に、ぜひ一度司法書士に相談して下さい。
2 借金問題解決のプロである司法書士に依頼
経験の少ない事務所は、貸金業者に裁判まで持ち込まれることを敬遠し、安易に債権者と和解をしてしまう場合があります。ぜひ、債務整理の実績が豊富である事務所にご相談ください。
また、ご自分で交渉する場合は、おそらく債権者に対して有利な条件で和解をするにはかなり困難があるかと思います。現在借入をされていらっしゃる方は、まず金利を確認してみてください。年18%を超えていれば、利息分を余計に払い過ぎている可能性があります。
過払いの可能性が考えられるなら、今すぐご相談下さい。素早い行動が過払い金の返還につながります。